今回はスイフトスポーツのミッションオイルを交換したので手順や規定トルク、使用工具を紹介します。
カースロープやジャッキを使い作業スペースを確保する
ミッションオイルを交換するにはフロントを上げないと体が入らないのでスロープやジャッキを使います。
私はカースロープに乗せた状態でサイドブレーキ、ギアを1速に入れ、後輪に輪留めをして作業しました。
ジャッキを使うのであればジャッキスタンド(ウマ)を必ず使いましょう。
ジャッキのみで作業中、ジャッキが下がったのか倒れたのかはわかりませんが、亡くなられた方がいらっしゃいます。
アンダーカバーを外す
アンダーカバーを取り外します。
取っ手の短いドライバーがあると作業がしやすいです。
ドレンプラグ取り外し
ドレンプラグを取り外します。
大きさは10mmで専用工具のドレンプラグソケットが必要です。
9.5mmのラチェットを使っても取れますが私はやり方が悪くなめてしまったので専用工具を使うことをお勧めします。
なめてしまった方のためにドレンプラグの商品リンクも貼っておきます。
ドレンプラグを取り外したらオイルレベルプラグを緩めるとギアオイルの排出がよくなります。
オイルレベルプラグは六角レンチで取り外せます。
約500kmで抜き取ったミッションオイルです。
光を当てると鉄粉がかなり目立ちました。
約1000kmでの交換時のミッションオイルです。鉄粉の量は減りましたがまだ目立ちました。
ドレンプラグ取り付け
ドレンプラグのねじ部にシーラントを塗布し規定トルクで締め付けます。
指定材料 シーラント 99000–31260 (スリーボンド1217G)
締付トルクオイルドレンプラグ : 21 N·m サービスマニュアルより
オイルレベルプラグ取り外し
オイルレベルプラグは6角レンチで取り外せます。
ギヤオイル注入
指定オイルをオイルレベルプラグ穴の口元まで注入します。
指定材料ギヤオイル 99000–22B27–036 (スズキ4輪ギヤオイル 75W シンセティック(3L))
マニュアルトランスミッションオイル量基準値:1.65 L
3型は1.45L
500kmでスズキシンセティック(指定ギヤオイル)、1000kmでワコーズのギヤオイル75w-90を使用しました。
注入には灯油ポンプのホースとロートを組み合わせた自作品を使用しました。
約300円で作れるのでおすすめです!
オイルサクションガンという専用工具もあるのでしっかりしたものが欲しい方はこちらがいいかと思います。
オイルレベルプラグ取り付け
オイルレベルプラグに新品のガスケットを取り付けた後、オイルレベルプラグを規定トルクで締め付けます。
締付トルクオイルレベルプラグ : 27 N·m サービスマニュアルより
以上でミッションオイル交換は終了です!