今回はスイフトスポーツZC33Sにタブレットを固定する関係でハザードスイッチを移設(増設)しましたので紹介します。
細かく言えば、元のハザードスイッチも機能し、かつ新設するスイッチでもハザードが作動するように改造する感じです。
スイフトスポーツはハザードスイッチが遠いと有名ですが、私の場合、タブレットをナビの上に固定するとハザードスイッチが押せなくなってしまい、もしもの時に困るので増設することにしました。
ハザードスイッチの移設先ですが、今回はサイドブレーキの助手席側の空きスイッチ(運転席のシートヒータースイッチの反対側)になります。
今回紹介する方法は、純正ハーネスを切断したり、エレクトロタップを使って配線するのではなく、純正ハーネスとハザードスイッチAssyの間に自作したハーネスを割り込ませて増設する為、後に電気トラブルが起こりにくかったり、元に戻そうと思った時、綺麗に戻せるといったメリットがあるのでこの手段を選びました。
カプラーづくり
純正ハーネスとハザードスイッチの間に割り込ませるカプラーを作ります。
用意するのはカプラーのオスメス、ターミナルのオスメス、0.3sqくらいの配線、圧着工具です。
サービスマニュアルを見ると、10極のうち使われているのは1.2.5.6.7.8の6極のみで、5.6でハザードのスイッチを制御していることがわかります。
なので4本は1本の配線の両端にオスメスの端子を取り付け、残り2本は片方は1本、もう片方はもう1本配線を割り込ませます。(説明が下手くそですみません。画像を参考にしてください。)
カプラー間の配線の長さは5cmくらいがいいかと思います。長すぎると純正ハザードスイッチがうまくはまらなくなる気がします。
ハザードスイッチ増設作業
ハザードスイッチを外すためにナビを取り外します。
ナビを外したらハザードスイッチの後ろに手を入れ、内側から押し上げると外れます。
カプラーを外します。
先ほど作ったカプラーを割り込ませ、スイッチを元に戻します。
配線をするための道を確保するため、助手席側足元のパネルを取り外します。
矢印の先に爪があるのでそれを外すイメージでパネルを引っ張り、丸で囲まれた部分の爪を外すようにします。
次にスイッチを取り付けていきます。
サイドブレーキ下のカバーを外します。
指が1本何とか入るので突っ込み、上に引き上げます。
かなり固く、痛いです...
使用するスイッチはエーモンのスズキ車用スイッチです。これがぴったりはまりますので見栄えがいいです。
空きスイッチではなく好きなところにスイッチを取り付けたい方は両面テープで貼り付けられるタイプのスイッチがおすすめです。
スイッチにギボシを取り付けます。
コンソールのプラスチックを引っ張り、うまく隙間を作りそこに配線を通していけばコンソールを取り外さなくても済みます。
コンソールを外すのはかなり大変なので安く作られている恩恵を受けました。
スイッチと割り込ませたカプラーから出ている2本の配線を繋ぎます。
ここできちんと作動するか確認をし、動作確認ができたら元に組み上げます。
これでナビ上部にタブレットを設置しても問題なくハザードを使うことができるようになりました。