目次
今回のジャンク理由は、左スティックの異常になります。
実際にスティックの修正で試してみましたが、中心に戻らない状況でした。
とりあえず分解していきます。
グリップを外す
ネジを2か所外し、左右のグリップを外します。
プラスの0番です。
電池カバーを外す
バッテリーを覆っている半透明カバーを取り外します。
ネジは4か所、プラスの0番で銀色のネジになります。
バッテリーを外す
バッテリーに爪があるので、そこを爪やヘラをひっかけて持ち上げると簡単に外れます。
半分に分離させる準備
ネジ5か所、プラスの0番で黒のネジになります。
充電口側のネジを取り外す際、長めのドライバーが必要です。
分離させる
前面と背面の間にヘラを入れ、分離させます。
組み立ての際、ピンセットが必要です。指ではほぼ不可能です。
分離させる際、ケーブルがあるので切ってしまわないよう気を付けましょう。
ケーブルは黒いストッパーを引き上げて外します。引っ張ると破損するので気を付けてください
十字キー側の分解
分解したついでなので清掃するために十字キー側の基盤を取り外します。
ネジ4か所(黒ネジ)と黄色い丸で囲まれているところのケーブルを取り外します。
するとL,R,ZL,ZRのAssyが取り外せます。
ここのケーブルも黒いストッパーを上に持ち上げてから外します
清掃
基盤を取り外すとキーが取り外せるので、水洗いをしました。
ホコリが割とたまっていました。
ZR、ZLは金属の棒が入っているのでピンセット等で抜くとキーが外れます。
綿棒に接点復活剤を少し染み込ませてボタンの接点部分を綺麗にします。
メイン基板取り外し
メイン基板はネジ6本(黒ネジ)で固定されています。
プレイヤーランプの表示部品は黄色い矢印のように充電口方向、基盤は上に持ちあながらグリップ方向にずらします。
バッテリー接続部分との接続ケーブル、充電口が取れる可能性があるので気を付けましょう
充電口部分が取れにくい場合はネジ2か所外すといいです。
バイブレーター取り外し
基盤取り外しのタイミングでバイブレーターの取り外しもします。
穴があるので、先端が鋭すぎない細い棒でそこそこの力で押すと外れます。
かなりの粘着力があるので力を入れすぎて基盤やバイブレーター等を壊さないように気を付けましょう
バッテリー基盤取り外し
メイン基板の下にバッテリー基盤がついています。
ネジ1か所(銀色っぽいネジ)です。
スティック取り外し
スティックをコンプレッサーで掃除、接点復活剤を吹き付けましたが改善しなかったため、新品スティックに交換します。
スティックを固定しているハンダはかなりの高温でないと溶けません。
中華製ヒートガンであぶってみましたがびくともせず...
なので普通のハンダを元々ついているハンダの上に流し込み、半田ごてで混ぜるようにし、ハンダ吸い取り器である程度吸い取ります。
吸い取りきれなかったところはハンダ吸い取り線で吸い取ると案外外れます。
低融点ハンダを使わなくてもできます。経済的!
スティックが取れたら基盤に残ったハンダをハンダ吸い取り線で綺麗にします。
そのあとアルコールで綺麗にします。
新品スティック取り付け
スティックの取り付け時、基盤とスティックの間に隙間ができないようにします。
なるべく奥に差し込み、1か所だけ仮ハンダ付けします。
仮ハンダ付けをしたら、スティックと基盤を密着させるように押さえながら仮ハンダ付けした部分のハンダを溶かし、固まったら離すと隙間なくスティックを取り付けできるかと思います。
左右やり方は共通です。
仮組みをし、スティックの補正、確認をする
分解した手順を逆に見てバッテリーを取り付けたところでswitchと接続し、スティックの反応が直っているか確認をします。
正しく反応すれば、最後までくみ上げて終了です。
故障していたスティックの確認
スティックは2つのセンサーの抵抗値によって傾きを見ているようです。
左側のスティックは上下方向を見るセンサーを固定する爪が1つ折れていました。そのため、ぐらつきが発生していた模様です。
2枚目の写真は正常なセンサーです。センサーは取り外しができるため、正常なセンサーは取り外しておくといいでしょう。
右側のスティックは、強く押し込まないと反応しない状態でした。
よく見るとプラスチックの部品がズレてガタがでていました。
どうにか接着剤で直ればラッキーなのですが..
使用した工具
プロコントローラーは+ネジのみで分解できるため、これは必須です。
基本は掃除、接点復活剤塗布で直ることがおおいみたいなのでこれを持っておくといいと思います。
ほかの家電や電子部品修理にも使えます。
一般家庭にはコンプレッサーがないと思うのでこちらを使うといいです。
清掃のみでも大活躍します!
ケーブル取り付けに使います。
基盤清掃に使います。
手動のはんだ吸い取り器なので安いです。
自動だと高くて手が出せません...
今回使用したはんだです。
今回使用したスティック