目次
先日、CBR250RR(MC22)のクーラントを交換しようとしたところ、ウォーターポンプに接続されているゴムホースからクーラントの漏れがあったのでウォーターポンプの交換をしました。
ゴムホースからの漏れだけでウォーターポンプを交換する必要はないのですが、原因がウォーターポンプにあったため交換しました。

また、クーラント液に錆びがあったため、洗浄もしました。
1.エンジンオイルを抜く
ウォーターポンプを取り外す際はエンジンオイルを抜かないといけません。
ウォーターポンプを動かす部分がエンジン内部に入っており、エンジンオイルに浸されているため、エンジンオイルを抜かずにウォーターポンプを取り外すとエンジンオイルまみれになってしまうと思いますので必ずエンジンオイルは抜きましょう。
エンジン下部にドレンボルトがあります。

2.クーラントを抜く
写真の部分がクーラントのドレンボルトになります。10mmのボルトになります。

ラジエターキャップを取ると勢いよく出ます。最初はラジエターキャップを取り付けた状態で先にドレンボルトを取り外したほうがいいかと思います。思った以上に勢いがいいです。
ラジエターキャップに錆がたくさんついていたので洗浄しました。本当は交換したほうがいいとは思います...
3.ラジエターホースをウォーターポンプから取り外す
ラジエターホースが2つウォーターポンプに取り付けられています。
ホースバンドを緩めて取り外します。
マイナスドライバーで緩めるのもいいですが、ソケットとT形ハンドルで外すとなめる心配もなくスムーズに作業ができます。
ホースを取り外した際、ホース内にクーラント液が残っているので多少こぼれるかと思うので注意してください。

4.ウォーターポンプ取り外し
ウォーターポンプを取り外す際、近くに配線を固定するバンドがあるので、ボルトを外して取り外し、なくさないよう取っておきます。

左右にねじりながら引けば外れます

取り外したウォーターポンプです
腐食が見受けられました

5.ウォーターポンプ取り付け
新品のウォーターポンプはホーネット250(MC31)の物になります。
CBR250RR(MC22)のウォーターポンプはかなり高く、ホーネットのウォーターポンプを流用できるとのことだったのでホーネットのウォーターポンプを購入しました。
Oリングはウォーターポンプに取り付けられていました。





オイルポンプシャフトとウォーターポンプシャフトの溝を合わせてウォーターポンプAssyを取り付ける。



はめ込めたら、ボルト2本を取り付けます

6.ホース、ホースバンド取り付け
ラジエターホース、ホースバンド、配線を固定するバンドを取り付けます。

7.クーラント注入、エンジンオイルを注入する
クーラント注入、エンジンオイルを注入し、エア抜きをします。
すべての作業が終了したら各部から液漏れがないか確認をします。
おまけ
取り外したウォーターポンプを分解してみました。
かなり錆びていました。
定期的にクーラント液の交換をしましょう。


使用した部品、工具等
ウォーターポンプAssy(ホーネット用)
T形ハンドル
ソケット
クーラント
プラスドライバー
マイナスドライバー
ラジオペンチ
ラチェット